医局長3期目に突入にあたって

麻酔科医局長の佐藤です。2015年4月より医局長に就任し、4月から3期目に突入します。前任者の平木先生が3年されたことから、通例2年の交代が伸びたのでしょうか、決選投票にもならず、1回の投票で決まったのは、医局の運営に対する評価の証でしょうかいかなる事情であれ、今年度も医局長をすることになりました。できることから一つ一つ行っていきたいと思います。
この1年を振り返ると、医療安全に重きを置く体制と手術症例の増加による人員確保の板挟みのような状況下、少ない医局員と各診療科からの応援、前期研修医で何とかやりくりしたのが現状です。どの診療科も医局人事に苦労されていますが、その中で、手術室の運営にご協力いただきありがとうございました。感謝します。熊本地震では、DMATの出動要請や緊急事態体制で青森から学会参加を取りやめ、戻されたり、予定されていた野球大会も延期になったりと、楽しい出来事は少なかったように思います。年度末には4月から復帰される育休明けの医師の保育所の確保で管理課や人事課とも交渉しました。
新年度に入り、現在の勤務体制でこのままやっていけるのか、年次休暇や研究日を与えることができるのかシミュレーションする毎日です。女性医師の増加とともに子育て中の勤務や男性医師との役割分担に悩む部分があります。政府は労働法制の整備を進めつつありますが、医師については5年程度の猶予期間を設けるとのことです。私を含め、パートナーに負担を押し付けていないか考えましょう。
私自身、4回目の年男になります。規定では今年が最後の医局長です。1年があっという間に過ぎるよう頑張りたいと思います。     
麻酔科医局長 佐藤 輝幸