ドイツ出張

年明けから本格的に始まるドイツとの共同研究に関するpilot studyの確認と実験プロトコールの詳細な打ち合わせの為に、フリードリヒ・アレクサンダー大学エアランゲン=ニュルンベルク( FAU )分子神経学講座に一週間ほど出張してきました。

大学のあるErlangenという街は、人口およそ10万人。あのシーメンスの本社がある所で、FAUとシーメンスの街と言っても過言ではないそうです。

その昔。。フランスの新旧教徒の間に起こったユグノー戦争は、1598年ナントの勅令が出る事で一応の終結を見ましたが、この勅令が1685年に廃止されると、多数のユグノー教徒がフランス国外の各地へ亡命したんだそうです。その際に彼らを受け入れることで30年戦争で荒れ果てたエアランゲンの街を復興しようと当時のお偉いさんが考え、多くのユグノー教徒がエアランゲンの街に入る事を許されたとの事。。そのため、清武選手の在籍するニュルンベルグにほど近い街ですが、ニュルンベルグの煌びやかさからはかけ離れたユグノー派の文化が特徴なんだそうで。。。どれがそうなんだか。。少しは予習してから行けば良かったと後悔しています!?
http://www.germany.travel/jp/towns-cities-culture/towns-cities/erlangen.html


滞在中に1時間程の講演が依頼されており、その準備にギリギリまで追われていた事もあって、大学が用意してくれた宿舎と実験室の往復に終始する状態でしたので、残念ながら観光する暇はほとんどありませんでした。。 しかし! 途中の道は紅葉真っ盛りでしたし、初めて飲んだドイツ地ビールとソーセージは大変ジューシーで美味く、あっという間のドイツ出張でしたが非常に充実しておりました。牛島教授、医局員の皆様、有り難うございました。次回チャンスがあれば若手の先生を是非連れて行きたいと思っています。






FAUでは精力的に今回のパイロットスタディが行なわれつつあります。年明けにはコラボ部分を担当する博士課程大学院生がFAUから来日して高次脳研神経麻酔研究室で実験を始めます。日本語学校に通っているそうで、久留米で沢山の友人を作りたいと言ってましたので皆様よろしくお願い致します!