2012年11月27日(火曜日)術中の体温管理についてのwebカンファを受講しました。
 
演題は『周術期体温管理の基礎と臨床〜シバリング予防・対策を中心に』、演者は山梨大学医学部 麻酔科教授 松川隆先生でした。
 
シバリング予防では体温維持が重要です。山梨大学では麻酔前加温や、術中の温風式加温装置・ホットラインを用いた加温を行っているそうです。
また、疼痛によってもシバリングが誘発されるため、NSAIDsやtraditional opioid、硬膜外麻酔などでしっかりと鎮痛を図っているとのことでした。
先生のお話によると、山梨大学では術後にシバリングを発症する症例はほとんどないらしく、やはり上記の2つが大切なんでしょうか…

レミフェンタニルシバリングの発生の関係は近年話題になっています。私自身が経験した症例では数時間にわたってシバリングが持続したものもあり、今回の公演はとても興味深かったです。今後の麻酔管理に役立てていきたいです。