日本蘇生学会第34回大会

 11月5日(木)6日(金)、秋田キャッスルホテルにて日本蘇生学会第34回大会が開催され、参加して来ました。

 私は参加できなかったのですが、伊藤明日香先生は、「シロリムス溶出性ステント留置から6年経過した患者の左上顎洞手術後に超遅発性ステント血栓症を生じた1症例」を発表されました。
 亀山先生は、「脊髄くも膜下麻酔後に心停止を来した帝王切開の一例」を発表されました。麻酔中の状況が目に浮かぶようで、実に恐ろしく、他施設の先生方からもその時の状況や対応などについて多くの質問を受けられていました。
 私は、「大血管手術での体外循環離脱後に心停止を来した1症例」を発表し、質疑応答では輸血について多く聞かれました。他施設では、大量輸血が予想される症例にはK吸着フィルターを使用しているとのことでした。平木先生、ご指導頂きありがとうございました。

 教育講演では、旭川医科大学の鈴木昭広先生による「気道確保の最前線」を拝聴しました。麻酔科医は如何にしても外科的気道確保を回避すべきであり、そのためにあらゆるデバイスが活用できること、またそれを習熟することの必要性を強く実感しました。
 発表も終わり、ほっとした夜は、‘きりたんぽ’に‘ハタハタのしょっつる鍋’と秋田名物に舌鼓・・。とても美味しく幸せな夜でした。

 来年の日本蘇生学会は久留米で開催されます。

 お忙しい中、学会に参加させて頂き有り難うございました。この場をかりて医局員の皆様にお礼申し上げます。