久留米大学病院緩和ケア研修会に参加しました

ikyokuchouです。
平成25年2月22〜23日に久留米大学病院で行われた緩和ケア研修会に参加しました。

そもそもこの研修会が行われるようになったのは、平成18年に「がん対策基本法」が成立し、その後平成24年に基本計画が変更され、『5年以内(平成28年度までに)に、すべてのがん診療に携わる医師が研修を受け、緩和ケアについての基本的な知識を取得』することが国の目標になったからだそうです。
このようなわけで福岡県筑後地区では4つの地域がん診療連携拠点病院久留米大学病院聖マリア病院、公立八女総合病院、大牟田市立病院)で研修会が開催されています。

この研修会を終了すると、厚生労働省より「修了証」が交付され、がん性疼痛緩和指導管理料、有床診療所緩和ケア診療加算、がん患者カウンセリング料等がとることができるようになるようです。また、今後の見通しとして、この「修了証」がないとオピオイドの処方ができなくなる可能性もあるとか。

ところで、研修会はというと、
参加者全員が円陣になり隣の人を30秒で紹介する、他己紹介で始まりました。
土曜、日曜日の2日間、朝9時から夕方6時までびっしりとスケジュールが組んであり、
内容も盛りだくさんで、とても濃密な2日間でした。

2日間の研修の内容は身体症状の診断・治療、精神症状の診断・治療、基本的コミュニケーションの技術など緩和ケアを行う上で基本となるものを修得するために講義、小グループ討議、ロールプレイ等を使用して行いました。
その中でも特に印象的であったのは、難治性がんの告知を行うという設定のロールプレイでした。参加者全員が医師役と患者役をそれぞれ行い、それぞれの立場になりいろいろな思いを経験することでコミュニケーションの難しさや大切さを学ぶというものです。私としてはロールプレイはかなり苦手なほうでとても大変でしたが、せっかく参加しましたので一生懸命頑張りました。

この研修会ではたくさんのことを教えていただきました。学んだことを今後に活かしていきたいと思います。
スタッフの方々どうもありがとうございました。