久留米セデーションセミナーに参加しました

GASAKOです。
7/25(晴れ)朝10時より「久留米セデーションセミナー」が久留米大学医学部で開催されたので参加ししてきました。セデーションとは鎮静のことで、簡単にいうと患者さんに眠っていただくことです。
 内容は『プレセデックスの新たな可能性、新適応について』で、鳥取大学医学部麻酔・集中治療医学分野の教授 稲垣 喜三 先生の御講演でした。プレセデックスは以前から販売されていた鎮静の薬ですが、最近、局所麻酔下での手術・処置にも適応が広げられた薬です。他科では以前から使用され、麻酔科でも使えるようになったら医師・患者さんともに有益であると感じており、非常に興味のあった薬です。
 稲垣先生からプレセデックスの利点や注意点等を詳しく教えていただき、非常に有用な時間となりました。特に術後せん妄が少ない・鎮静の質が高いという点は術後長期入院される患者さんには重宝されるのではないかと思われました。また、免疫能を安定化させ、感染を少なくする作用もあるそうで、今後の文献報告等楽しみです。さらに、応用として、意識下開頭手術や声帯形成術等にも有用であるとのことなので、今後そういった手術で積極的に使用していきたいと思います。