日本区域麻酔学会

去る4月25日・26日、岡山コンベンションセンター(通称ままかりセンター)で第1回日本区域麻酔学会が行われました。
区域麻酔の範囲とは、脊髄くも膜下麻酔・硬膜外麻酔から神経ブロックまで幅広いものです。
私は、26日、土曜日のみの参加となりましたが、非常に興味深いものでした。

会場につくと、意外にもひっそりとした佇まいで会場はとり行われていました。

早朝から、産科麻酔の熱いセッションが行われていたので、私も眠い目をこすりながら、参加しました。
個人的に興味深かったのは、産科麻酔をCSEAで行う施設は少数で、脊髄くも膜下麻酔のみで、モルヒネをくも膜下腔に注入している施設か、脊椎麻酔とTAPブロックを併用している施設のどちらかが大多数であったことです。
恥ずかしながら、不勉強で、CSEAか脊髄くも膜下麻酔(マーカインとフェンタニルもしくはマーカインのみ)の麻酔しか行ったことがなかったので、目からウロコでした。
施設によって状況は異なるようですが、最近の動向として、当日歩行開始する施設が多いようで、その場合の患者さんの満足度・疼痛はCSEAと前述の2つの麻酔方法では変わりがなく、むしろ硬膜外麻酔を併用した方が術後大腿のしびれを訴える患者さんがいて、満足度は低い、とのデータも発表されていました。
前述の2つの麻酔方法もやってみたい!と思いました。
産科以外には、上下肢の神経ブロックや、心臓麻酔における低侵襲手術時の傍脊椎ブロックなどの発表もあり、非常に魅力あふれるものでした。
自分自身、上下肢のブロックは少し勉強した経験があり、発表の中でも色んなリスクをもった患者さんにブロックのみ又はブロックと鎮静で手術が行われるというのは、やはり素晴らしいことです。
また、今後行ったことの少ないTAPブロック・傍脊椎ブロックなども勉強できたらと考えています。
そして
たくさん勉強した後はご飯です。岡山の名物・・・。葡萄と桃ときび団子くらいしかイメージがわかなかったのですが、かわいい後輩とともに
昼はお寿司!

夜はお肉!



と大変おいしく満喫しました。
参加させて下さった医局の皆様、ありがとうございました。また明日から頑張ります。