第33回日本蘇生学会に参加しました

12月5日(金)・6日(土)にアクトシティ浜松コングレスセンターに於いて第33回日本蘇生学会が開催されました。

1日目
会場に着きまずNIRS(近赤外線分光法)を用いた心肺脳蘇生中のモニタリングについての講演を聞きました。NIRSの値がある一定以上を示さないと除細動を行っても効果がないとのことでした。近年NIRSやrSO2を用いた心肺脳蘇生法に関する報告が増えており、今後活用の可能性がありそうです。一般演題の迷走神経刺激に関する発表等を見た後に会員懇親会に参加しました。
懇親会は再来年の会長を務められる牛島教授の乾杯発声で始まりました。


浜名湖のウナギお茶漬け、富士宮焼きそば静岡おでん、静岡餃子など静岡の名物と言われるものがたくさん用意されていました。

ゆるきゃら家康くんとのワンショット


懇親会はそこそこにし、教授、准教授のお供をさせて頂き、浜松の町へと繰り出しました。

浜松名物?ロシアンルーレットたこ焼き

教授、准教授の身に何かあってはいけないと思い。お酒はできるだけ控えようとしましたが、この日は全国的に寒く、浜松も同様にとても冷えた夜でしたので、日本酒やウイスキーがとてもすすみました。

2日目
朝から脳蘇生のシンポジウム会場へ行きました。頭部外傷やくも膜下出血に対する低体温療法もしくは積極的常温管理などによる治療成績向上の報告がありました。また、ICUでは非けいれん性てんかん重積状態が見逃されている現状があり、その診断に持続脳波モニタリングの重要性を強調されていました。

私は、「破裂性腹部大動脈瘤術中に高カリウム血症による心停止をきたした1症例」をポスター発表させてもらいました。久々の症例報告発表でした。研究報告もとても大事ですが、臨床医の基本は症例報告と思う今日この頃です。


前日の深酒のためかすれ声での発表風景

研修医の交代等で忙しいときに参加させていただき有難うございました。