第37回日本手術医学会に参加しました

第37回日本手術医学会が2015年10月2日(金)・3日(土)に大阪国際会議場で開催されました。今年より私も手術部の運営に関与するようになり、本学会にはとても興味があり参加させていただきました。
本学会は麻酔科医のみならず外科医や看護師、臨床工学技士、薬剤師など多職種の方々が参加されていました。
学会の内容としては手術部運営、手術室感染対策、洗浄・消毒・滅菌、物品管理、手術医療経済など多岐にわたります。一般演題やシンポジウムでは各施設での問題点などが報告され、実情が分かりました。意外にもどの施設でも当院と同じようなことで困っており、納得というか少し安心しました。

麻酔科術前外来診察は当院でも開始しましたが、他施設でも導入しているところは多く、時代の流れに乗り遅れないようにしなければなりません。今後当院では入退院支援センターの介入が始まりますので、麻酔科も必然的に関与することになります。
展示ブースでは術前麻酔用DVDがPRされていました。待合室のモニターでリピート放映するものです。患者さんの麻酔に対しての理解が深まり、また麻酔説明の時間短縮につながるため以前より欲しいと思っていたのですが、若干いやそうとう値が張るようでした。

久留米大学手術部看護師からの発表では、座長の先生からの鋭い質問にも的確に返答され、とても立派な発表でした。お疲れ様でした。

発表後は、新世界へと繰り出し、ソース2度つけ禁止で有名な大阪串カツのお店で打ち上げを行いました。緊張からの解放感と発表の達成感で、とても楽しい会となりました。

月初めの人の入れ替わりで忙しい中、学会に参加させていただきありがとうございました。医局員の皆様にお礼申し上げます。今回の学会で学んだことを手術部運営に活かしていきたいと思います。